びっくり(前)

2013.10.10 Posted by きすぐれ雄基

 

『がんなが・ひらお・びっくり』

 

 

生粋の福岡人であれば誰もが知る、欠かすことのできないこの三大キーワード。

 

 

がんながといえば、元祖長浜屋

 

ひらおといえば、天ぷらひらお

 

そして

 

びっくりといえば、びっくり亭

 

 

10月10日『ジュージューの日』だけにびっくり亭との出会いについて…

 

 

両親は生粋の九州人、自分は世田谷生まれの世田谷育ち、諸々な事情で高校三年間を福岡で過ごすという変わった高校時代を送ったわけだが、それこそ『思春期はびっくり亭と共に』と言っても過言ではない。

 

初訪は高校一年の頃だったか、昼休みに学校を抜け出し、友人から『うまい焼肉屋があるけん行こうや』と誘われ、連れて行ってもらった。

 

まるで定食屋を思わせる店内、一般的な焼肉店に欠かすことのできない網やらロースターなどは存在せず、手書きで書かれたメニューには、焼肉一人前〜焼肉トリプルにラーメンやライスといった炭水化物類と酒類のみ。内心『全然焼肉屋じゃねえやん』とは思いつつも、当時から大食漢であった私は、迷うことなく焼肉1.5人前と大盛りライス、ラーメンを注文する。

 

早速、目の前にラーメンが運ばれてきた。なんとも薄っぺらい印象のラーメンであったこと以外に記憶がなく、感想の述べようがないのでラーメンについては省略させていただくが、まあそのなんとも薄っぺらい印象のラーメンをすすりつつ10分ほど待つと、強烈なニンニク匂と『ジュー!』というなんとも食欲をそそる効果音を身にまとい、キャベツが山のように盛られた鉄板が運ばれてきた。

 

衝撃的なそのビジュアルと強烈なニンニク匂に溢れる食欲を抑えることができず、焼肉という概念などはとっくに消え失せていた。もはや制御不能な状態に陥った私は、これまた山のように盛られたライスと共に、豚肉のハラミと思われる肉とキャベツを大量のニンニクと『我々を虜にする不思議な調味料』で炒めた鉄板焼肉を無心にかき込んだ。

 

 

正直うまかった。

 

 

豚肉とキャベツを大量のニンニクと『我々を虜にする不思議な調味料』で炒めただけというシンプルな料理だが、パンチの効いた味付けが本当にうまかった。

 

 

だが、腹もいっぱいになり会計を済ませて外に出た時、友人が発した何気ない一言で大きな間違いを起こしていたことを知ることとなる。

 

 

 

後半へ続く

 

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